実家の郵便物を転送したい!空き家の郵便受けが溜まるリスクと対策4つを紹介!

空き家の防犯対策
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この記事では実家の郵便物を転送する方法を含めて、空き家の郵便受けを溜めないための対策について解説しています。

またポストに郵便物などが溜まっていると起きがちなリスクが4つありますが、親が施設に入居するなど実家が空き家となるときには必ず対策をしておきましょう。

私も、両親が介護施設に入居して空き家となった実家を管理した経験があり、すぐに溜まってしまう郵便物やチラシの手を焼きました。

実家が空き家となったときになるべく負担が少なく郵便物やチラシの管理が出来る対応方法や注意点などについて、私自身の経験も含め解説していますので参考になれば幸いです。

実家の郵便物は転送したい!空き家の郵便物を溜めない対策4つを紹介!

空き家のポストを溜めてしまわないためには、実家の郵便物を転送するのがもっとも確実な対策といえます。

必要な手続きをとれば実家あての郵便物が転送されるので、役所等の書類など大事なものを受け取り忘れることもありません。

ところが空き家になった実家の郵便受けには、郵便以外にダイレクトメールやチラシなどの投函物もあって放置してしまうと空き巣など様々なリスクを招いてしまいます。

このパートでは空き家になった実家のポストに投函物を溜めないための対策を解説していきます。

空き家になった実家の郵便受けを溜めないためには

以上4つの対策が考えられます。

実家のポストに郵便物などを溜めないための対策4つをそれぞれ見ていきます。

対策①:郵便局の転送サービスを利用する

空き家になった実家のポストに郵便物などを溜めないための対策1つめは、郵便局の転送サービスを利用する方法です。

実家が離れていて遠いなど郵便物を回収しに行くのが難しい場合は、郵便局の転送サービスの利用をおすすめします。

日本郵便 転居・転送サービス

郵便局の転送サービスは

  • 郵便局の窓口で転居届を提出する
  • 郵便局に備え付けの転居届に記入しポストから投函
  • 郵便局のサイトにIDを登録して「e転居(インターネットでの転居届)」で手続きする

以上の3通りの方法で手続きができます。

郵便局の転送サービスを利用する際は

  • 手続のときに提出者と転居者の本人確認資料が必要
  • 転送されるのは日本郵便が取り扱う郵便物等が対象
  • 転送される期間は1年間、更新する時は再度転居届を提出する
  • 転居届が提出されてからサービス開始まで1週間くらいかかることがある

などの点に注意しましょう。

私は実家が空き家になってしばらくは、直接郵便物を回収していました。

感染症の拡大などで回収に通うのが難しくなり、郵便局の転送サービスを利用しましたがとても便利です。

ただし空き家の状態が1年以上続く場合、転送サービスの更新を忘れると郵便物が差出人に戻されてしまうので注意が必要です。

親が介護施設などに入居した場合、親と相談し話し合ったうえで子供などの自宅に転送することをおすすめします。

私は父が郵便物の確認がわずらわしいからということで、一任されて私の自宅宛てに転送してもらうようにしました。

対策②:ダイレクトメール類の発送停止の手続きをとる

空き家になった実家のポストに郵便物などを溜めないようにする2つ目の対策は、ダイレクトメール類の発送停止の手続きをとることです。

郵便局の転送サービスは届けを出せば、大事な郵便物は確実に転送先に届くので確認を漏らすことはなくなります。

ただし転送されるのは日本郵便が扱う郵便物だけなので、ダイレクトメールやカタログ類の多くは転送されません。

カタログ類は厚さもあり、すぐにポストが一杯になってしまいます。

私も可能な限り、発行元へ発送停止の連絡や手続きをするようにしました。

ダイレクトメールやカタログは、冊子のなかに「購読中止について」などの案内があるので記載のとおりにネットなどから手続きすれば届かなくなります。

対策③:郵便物やダイレクトメールを定期的に回収する

3つめに紹介する空き家になった実家のポストに郵便物などをためないための対策は、実家に立ち寄って直接郵便物やダイレクトメールを回収する方法です。

私自身も、実家が空き家になってからしばらくの間は、この方法で郵便物などを回収していました。

介護施設に入居している父に面会するのに合わせて、実家に寄れば郵便物などの回収が可能だったからです。

実家が神奈川県の横浜市、自宅が千葉県千葉市にあり、決して近くはありませでしたが郵便物やダイレクトメールを溜めずに済みました。

またポストの郵便物などを定期的に回収するときは、ついでに玄関や庭先に飛ばされてきたゴミなどを片づけておくと良いと思います。

郵便物が溜まったりあふれていなければ、「定期的に人が通っている家」という防犯上のPRにもなるでしょう。

ただし郵便物などを回収する日にちが空いてしまうと、ポストが投函物で溢れてしまったり郵便物を抜き取られるリスクもあるので、実家との距離が近く頻繁に行ける人におすすめの対策となります。

対策④:ポストの投函口をテープで塞ぐ

空き家になった実家のポストに郵便物などを溜めないための対策最後4つめは、ポストの投函口をテープで塞ぐ方法です。

郵便局に届け出をすれば郵便物は転送されるようになり、ダイレクトメールやカタログも個別に発送停止をすることで空き家のポストが溜まってしまうことは少なくなります。

ところが郵便物を転送したりダイレクトメールの発送停止の手続きをしても、空き家の郵便受けにポスティングされるチラシやタウン誌は止まることはありません。

私もポストに「チラシの投函お断り」などのメッセージを貼ってみましたが、ほぼ効果はありませんでした。

ポスティングの業者の連絡先もわかりませんし、いくつも入ってくるチラシの発行元の一つ一つに連絡するのも大変な手間で効果も不明です。

放っておくとすぐにチラシなどがあふれてしまうので、私は最終手段としてポストの投函口をテープで塞ぐことにしました。

ポストをテープで塞ぐと空き家であることが一目でわかってしまうので、投函出来ないようにするかどうかは悩ましいところです。

ですが
ポストの投函口を塞いだ結果は、

  • 用心のためにポストの中から養生テープを貼って取りだし口を塞いだ
  • 表からはポストに封がされているかどうかはわからない状態
  • 取り出し口はロックできるタイプだったので、取りだし口から投函されることはなかった

という状態でした。

ポストの投函口を塞いでしまえば、郵便物やチラシ類がポストからあふれたり、外に散乱することもありません。

外見から空き家であると思われても、ポストやその周辺が投函物で散らかっていなければ防犯上の効果にプラスになるでしょう。

空き家のポストに郵便物などが溜まっていると起きるリスク4つを紹介!

続いて実家が空き家になった際に、ポストに郵便物などが溜まると起きる4つのリスクについて解説します。

空き家のポストを溜めないための対策でも前述したとおり、空き家のポストに溜まるのは郵便物だけではありません。

郵便局以外の業者が配達するダイレクトメールやカタログ、ポスティングで投函されるチラシやフリーペーパーなどもあります。

このような郵便以外のものも投函されるので、1週間もするとポストはかなり一杯になってしまいます。

空き家になった実家のポストに郵便物が溜まってしまうと

など4つのリスクが生じます。

ポストに郵便物などが溜まったままにしておくことで生じるリスクについて見ていきましょう。

起きるリスク①:郵便物が盗難されるリスク

空き家のポストに郵便物などが溜まっていると起きるリスクの1つめは、ポストに溜まったり外にあふれた郵便物が盗難されたり無くなることです。

ポストの外にあふれた郵便物を拾われたり盗難されると、個人情報が漏れてしまうことになりかねません。

また郵便物の内容によっては、個人情報などが悪用されて詐欺や不正利用されてしまう恐れもあります。

盗難のリスクを避けるためにも、空き家になったら郵便物の対策は急ぎましょう。

起きるリスク②:必要な手続きなどをし損なうリスク

空き家のポストに郵便物などが溜まると起きるリスク2つめは、役所などの手続きをし損なったり、支払いを漏らしてしまうことです。

配達された郵便物が無くなったりチラシなどに紛れたままになって、重要な手続きや支払いを知らずにいることになりかねません。

年金や介護、健康保険などに関する役所からの郵便物、ネットショッピングの請求書など、確実に目を通すことができるように郵便物の対策は重要です。

郵便物を放置するリスク③:空き巣などに狙われるリスク

3つめに紹介する空き家のポストに郵便物などが溜まっていると起きるリスクは、空き巣などに狙われてしまうことです。

空き巣の犯人は事前に下見をしてまわることが多いので注意が必要だと、警察の広報でも触れられていました。

ポストから郵便物があふれていれば、長期に不在にしているか空き家になっている状態だろうと目をつけられる恐れがあります。

郵便ポストがきちんと管理されていれば、定期的に人が訪れている印にもなります。

雨戸などが閉まりっぱなしなど外見上は空き家に見えても、空き巣への対策に一定の効果があるでしょう。

実は私の実家も空き家になってから空き巣に入られてしまいました。

ちょうど父の入退院や看取りの時期で、ポストの周りにチラシなどが散乱していた状態のときです。

起きるリスク④:郵便物が散乱して近所の迷惑となるリスク

最後4つめに紹介する空き家のポストに郵便物などが溜まっていると起きるリスクは、あふれた郵便物が散乱してご近所に迷惑をかけてしまうことです。

前述のようにポストに投函されるのは郵便だけではなく、ダイレクトメールやカタログ、チラシなど様々です。

ちょっと放置していればポストは一杯になり、押し出されてあふれてしまい、風に飛ばされて散乱しかねません。

郵便物などが散らかった状態のままにしていれば、苦情が入る元になってしまいます。

実家じまいには時間がかかり、解体や建て替えなど他にもご近所への配慮が必要な場面はたくさんあります。

防げるリスクは早めに対応して、トラブルに発展しないようにしましょう。

空き家の郵便物対策以外にも効果がある「空き家管理サービス」

空き家となった実家のポストに溜まる郵便物は、はじめのパートで紹介した4つの対策で解決ができます。

実家が遠方で定期的に実家の管理のために行くのが難しい場合などは、空き家を管理してくれるサービスの利用を検討しましょう。

例えば、不動産会社や警備会社が提供している「空き家管理サービス」は、郵便物などの整理や回収などをしてくれます。

実家じまいは他にもやることが多く、終わるまでには時間も手間もかかります。

「空き家管理サービス」は郵便物以外にも定期的な見回りや家の換気などもしてくれるので、実家じまいには心強いサービスと言えますね。

私自身、このサービスを知ったのは最近ですが、実家じまいのときに知っていたら利用していたと思います。

主なところでは

会社名 サービス名
セコム ホームセキュリティ 長期不在の空き家対策
ALSOK るすたくサービス
大和ハウス 空き家管理サービス

などが全国対応のサービスです。

主なサービス内容としては

セコム ALSOK 大和ハウス
ポストの整理・回収
定期的な巡回
通水
通風・換気
庭・庭木確認
簡易清掃
サービス料金(月額) 16,720円(税込)~ 11,000円(税込)~ 11,000円(税込)~

などです。

各社ともポストに投函された郵便物やチラシは、宅内保管や月1回の転送(配送料は別)をしてもらえます。

空き家の通水や換気もしてもらえるので、実家まで通う交通費と時間の節約になるでしょう。

毎月の費用は発生しますが、有効に使える時間が増えるので不用品の整理やゴミ出しなど手間がかかる作業に集中することもできます。

この記事のまとめ

この記事では私自身の経験談も交え、空き家になった実家のポストに溜まってしまう郵便物の対策と溜めることによって起きるリスクについて紹介しました。

  • ポストに溜まる郵便物を放置すると手紙などの盗難や個人情報漏洩などのリスクがある
  • 必要な手続きや支払いなどを漏らさないためにも実家あての郵便は転送サービスを利用する
  • 郵便局の転送サービスを利用すると1年間郵便物を転送してもらえる
  • 郵便以外の投函物もあるので直接回収したりポストをふさぐことも必要になる
  • 実家が離れている場合などは「空き家管理サービス」を利用する方法もひとつである

私自身、空き家になった実家に通うようになって、実家のポストには年金や医療、介護保険など役所からの大事な郵便物が多く届いていることをあらためて知りました。

役所の手続きに必要な書類なども多く、紛失や盗難、見逃したりすると面倒なことになってしまいます。

親が介護施設に入居するなどして実家が空き家になった場合、ポストに届く郵便物の対応は早めにしておきましょう。

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