実家の物置の片付けで注意すべきポイントは?中身の処分方法にも注意!

実家の片付け
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この記事では、実家の物置を片づけるときに注意すべきポイントについて書いています。

実家の物置には、長い間放置された不要品が多く残っていることが少なくありません。

私も実家の物置の片付けをしたときには、粗大ごみなどで出すことができないゴミ「適正処理困難物」が出てきて驚きました。

この記事が実家じまいをする方の物置の片付けの参考になれば幸いです。

実家の物置の片付けで注意するべき3つのポイント

実家の物置を片付けるときに、注意しておきたい3つのポイントがあります。

実家を片付けようとするとき、家具や家電、食器など家の中にあるものがすぐに思い浮かぶのではないでしょうか。

実家にある物置のことはつい見落としがちですが、

この3つのポイントに注意しながら後回しにせず片付けましょう。

実家の物置の片付けで注意するべきポイント①:処分方法の難しい物が中に入っている

実家の物置の片付けで注意するべきポイントの1つめは、処分方法の難しい物が中に入っていることです。

実家にある物置にはいろいろな不用品などが長い間入れっぱなしになっています。

実家の物置を開けてみると

  • 消火器
  • 自動車のタイヤ
  • 車やバイクのバッテリー
  • レンガやコンクリートブロック

などが出てくることがあるのではないでしょうか。

このようなものは「適正処理困難物」といって、自治体によってはごみの収集で回収してもらえないものが含まれています。

自治体の収集ごみに出せない場合

  • 販売店に持っていって回収してもらう
  • 廃棄物処理業者に回収・処分してもらう

ことが必要になるので片付けに手間と時間がかかります。

実家の物置の片付けで注意するべきポイント②:台風などの災害で倒れたりする危険がある

次に紹介する実家の物置の片付けで注意するべきポイントは、台風などの災害で倒れたりする危険があることです。

実家じまいをするときには、物置の片付けを早い段階で予定に入れるようにしましょう。

空き家の実家じまいでは、すべて片付くまでに時間がかかります。

物置の片付けを後に回していると、その分台風や地震などの災害に遭う確率も上がるでしょう。

またスチール製の物置であれば錆が発生していて、壊れやすくなっていたりします。

台風の強い風で物置があおられて隣家などに倒れたりすれば、補修費の支払いが発生することにもなりかねません。

実家の庭に物置がある場合は、とくに注意が必要です。

実家の物置の片付けで注意するべきポイント③:物置を処分するときには解体が必要になる

最後3つめの実家の物置の片付けで注意するべきポイントは、物置を処分するときには解体が必要になることです。

物置本体はほとんどの自治体で、処理手数料を払えば粗大ごみで出すことができます。

ただし一定の大きさ以上の物置は、解体して出さないと粗大ごみで回収してもらえません。

自治体 物置の大きさ 手数料
横浜市 最も長い辺が1m以上で解体済のもの 1,500円
船橋市 鉄製の0.5坪以下のもので解体したもの 1,480円

家庭用の物置はネジで止めて組み立てるタイプがほとんどなので、ドライバーなどを使って解体することが出来ます。

ところが実家の庭に長年置いたあった物置は錆びや凹みなどがあって、解体にはバールやハンマーなどが必要になることもあるでしょう。

実家の物置を片付けるには、最後に解体が必要になることが多いので専門の業者に依頼することも検討する必要があります。

実家の物置の片付けで注意するポイントのまとめ

実家じまいは片付ける場所も多く、時間や手間もかかります。

そのため粗大ごみや不用品を出すタイミングを考えて片付けていくことが大事です。

外に置いてあるため見落としがちな物置ですが

  • 中に入っているものを確認する
  • 土台が安定しているか確認する
  • 最後に解体が必要になることを計算に入れておく

ようにしましょう。

実家の物置を片付けるときの手順と処分方法

このパートでは、実家の物置を片付けるときの手順と処分方法などを紹介していきます。

物置の片付けは

の手順で進めるとよいでしょう。

長い間放置されていた実家の物置には多くのものが仕舞ってあり、収集ごみに出せないものも入っていたりします。

また物置は粗大ごみに分けられますが、大きさによっては解体して出さないといけません。

物置の状態や中のものを確認して、処分方法を考えながら片付けていきましょう。

実家の物置を片付けるときの手順①:必要な道具を用意する

実家の物置を片付けるときの手順の1番目は、必要な道具を用意することです。

実家の物置の中は物が乱雑に入っているだけでなく、締めっぱなしだったためにカビや埃がたまっていることも考えられます。

掃除をしながら片付けられるように

  • マスク
  • 軍手
  • ほうき
  • ビニール袋
  • ビニールひも
  • ガムテープ

などを用意しましょう。

軍手は作業のときに滑りにくいように、ゴム付き軍手やラバー軍手がおすすめです。

実家の物置を片付けるときの手順②:物置の中身を分類する

2番目にあげる実家の物置を片付けるときの手順は、物置の中身の分類をすることです。

まず

  • 捨てるもの
  • 使える、または使う予定なので残すもの

に分けて残すものは選り分けておきます。

次に物置の外に出しながら

  • 可燃ごみ
  • 不燃ごみ
  • 有害・危険ごみ
  • 粗大ごみ
  • 自治体で収集しないもの

などに分類していきましょう。

ごみの分類については「〇〇市 ごみ」などで検索すると、自治体のごみ収集のページで品目ごとの分類がわかります。

また物置の中身を分類した時に「残すもの」の分類には注意しましょう。

「使うかもしれない」とか「まだ使えそう」などの基準で物を残していくと、実家の片付けは本当に終わりません。

「まだ使えそうなもの」はフリマサイトなどに出す方法も考えられますが、時間的と手間をかけることができるかで判断すると良いと思います。

実家の物置を片付けるときの手順③:物置と中身の処分方法を決める

実家の物置を片付けるときの3番目の手順は、物置と中身の処分を決めることです。

手順の2番目で分類した物置の中身をどのように処分するかは、ごみの種類や量によっても違ってくるでしょう。

また可燃、不燃のごみや粗大ごみ、危険・有害ごみは、自治体のごみ収集に出せますが、その都度ごみ出しに来ることができないかもしれません。

「適正処理困難物」「排出禁止物」などのごみは自治体で収集しないものが多いので、専門の業者に依頼する必要があります。
※「適正処理困難物」でも自治体が有料で回収している品目もあります(さいたま市:タイヤ1本につき1,100円等)。

実家の物置を片付けるときの手順④:物置の処分方法を決める

実家の物置を片付けるときの最後の手順は、物置の処分方法を決めることです。

ほとんどの自治体では、物置は粗大ごみとしてごみ収集に出すことができます。

ただし物置は大きいものが多いので、解体してから粗大ごみに出す必要があります。

物置の解体は

  • 工具を使って自分で解体する
  • 解体と回収を専門の事業者に依頼する
  • 不用品回収業者に依頼する

いづれかの方法を検討しましょう。

3つの方法を比較すると以下のようになります。

方法 手間 コスト
自分で解体 ◎:粗大ごみの手数料のみ
事業者に依頼 〇:大きさによって(10,000~40,000円くらい)
不用品回収業者 〇:不用品の全体の量や品目にもより見積もり

自分で物置の解体をするのは、解体のための工具が必要で物置の状態によってはかなり大変な作業になります。

物置以外にも実家にある不用品を処分するのであれば、不用品回収業者に依頼するのが一番効率が良いでしょう。

不用品回収業者は物置の解体と回収、中にある適正処理困難物などの処分も請け負ってくれるところが多いからです(解体費や処分費は別途かかります)。

不用品回収業者に選ぶときに物置の解体と回収ができるか確認して、複数社から見積もりを取り寄せて比較すると良いでしょう。

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まずは物置の中身を確認して、ごみとして捨てるものの種類と量によって処分の方法と物置の解体の方法を早めに決めましょう。

実家の物置の片付けについてのまとめ

以上、実家の物置の片付けで注意するべきポイントと手順について紹介してきました。

私も実家じまいを経験していますが、実は物置の片付けはまったく頭になく見落としていました。

大型の台風が関東地方を直撃したときに、空き家になっていた実家の物置が倒れていると近所の方から連絡をいただいたのです。


<台風の強い風で倒れ実家の建物を物置が直撃>

そのときに物置が庭にあったことを思い出し、片付けが済んでいないことに気がつきました。

物置は錆びている部分があり自分で解体するのは難しく、中に大量の粗大ごみがあったこともあり不用品回収業者に解体してもらい処分しました。

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実家の物置の片付けは、解体の作業が必要なことが多く、ごみの種類も様々なので実家じまいの最初の段階に済ませることをおすすめします。

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