この記事では実家じまいでの写真の処分の仕方や整理の方法について解説しています。
私も実家じまいをするなかで、古いアルバムを整理して写真の処分に取り組みました。
両親や家族の思い出の詰まった写真を処分するのは、つらく申し訳ないような気持ちにもなります。
私は妹に手伝ってもらい一枚一枚の写真を見て両親のことを話しながら整理していったのですが、想いをこめて写真を処分することができました。
想いをこめて実家の写真を処分するために
- 兄弟姉妹や家族に協力してもらう
- 残す写真の基準を決める
- 少し時間をかけて取り組む
- デジタル化をうまく活用する
ようにすると良いと思います。
この記事が、実家の写真の処分になかなか踏み切れない方の参考になれば幸いです。
まずは実家にある大量にあるアルバムや写真の整理から始める
まずは実家の写真を処分するのにあたって、大量にある古いアルバムや写真を整理することから始めましょう。
手順としては大量にある古い写真をアルバムごとに、またバラになっている物はある程度の枚数で広げてみます。
実際に写真を広げてみると、自分の祖父母から子供まで4世代分の写真が混ざっていたりします。
次に実家にある大量の古い写真を
というように分類するところから始めましょう。
大量の古い写真を整理する手順①:世代ごとに分ける
実家にある大量の古い写真を整理する手順の1つめは、写真を世代ごとに分けることです。
実家に残されされた写真やアルバムを広げてみると、自分の祖父母から自分の子供まで多くの写真が出てきます。
まずは大量の写真を祖父母の写真、両親の写真…というように大まかに世代別に分けていきましょう。
この段階で残したい写真とそうでない写真の目安がつくことがあります。
大量の古い写真を整理する手順②:年代で分ける
次に紹介する実家にある大量の古い写真を整理する手順は、写真を年代で分けることです。
手順の①で世代ごとに分けた写真を、何となくの感じで構わないので年代で分類しましょう。
両親の写真であれば、子供の頃、独身時代、結婚してから…などという感じです。
年代ごとに分けてみると、きれいに撮れている写真や珍しい写真など残す写真の候補が出てきます。
大量の古い写真を整理する手順③:撮影したシーンなどで分ける
実家にある大量の古い写真を整理する手順の3つめは、撮影したシーンなどで分けることです。
②の手順で年代ごとに分けた写真を、今度はシーン別に分類してみます。
両親だけで写っている写真、家族写真、会社の人や友人と写っている写真などに分けられるでしょう。
撮影シーンで分けてみると、自分の知らない人と両親が一緒に撮った写真など処分するものを絞り込むことができます。
大量の古い写真を整理する手順④:残す写真と捨てる写真に分ける
実家にある大量の古い写真を整理する最後の手順は、残す写真と捨てる写真に分けることです。
世代ごと、年代ごと、撮影シーンの手順で写真をわける中で、すでに残したい写真と処分してもいいと思うものに分かれてきます。
最後の手順として、似たような写真や鮮明でないもの、風景だけの写真など処分しても良いと思うものをまとめましょう。
あとは記念の写真、整理していて気に入った写真、表情の良い写真など、残したい写真をまとめます。
実家にある大量の古い写真を整理する手順のまとめ
実家にある大量の写真やアルバムを整理する4つの手順を紹介しました。
一枚一枚を正確に分けて整理するというより、写真を見て大まかに分類すれば良いと思います。
私が実家の写真を処分したときは、時代でいうと明治時代から現代の令和までにまたがる大量の写真が出てきました。
祖父も父も写真を撮るのがとても好きだったので、他のお宅を大きく上回る枚数だったかもしれません。
なんとなく見ながら分けるよりは、世代や年代、撮影シーンで分類することで残す写真と処分するものの整理がうまくできたと思います。
実家の写真を処分する方法3つを紹介します!
前述の4つの手順で、整理して残さない方に分類した写真やアルバムの処分方法について見ていきます。
実家の写真やアルバムの処分方法としては
以上の3つがあります。
写真もアルバムも可燃物なので自治体のごみ収集に出すことも出来ますし、不用品の回収業者に処分するものとして回収してもらうことも可能です。
処分すると決めたもののごみとして捨てるのは、抵抗があるし忍びないという場合は写真をお焚き上げしてもらうのが良いでしょう。
実家の写真やアルバムの処分方法①:可燃ごみで捨てる
整理して分類したあとの実家の写真やアルバムの処分方法の1つめは、自治体の可燃ごみで捨てることです。
写真もアルバムも可燃物なので、自治体の可燃ごみとして出すことが出来ます。
ただ写真もアルバムも量がまとまると重さがあるので、袋が破れたりしないように小分けにして出すなどの工夫をすると良いでしょう。
また袋の中が見えるのが嫌だという場合は、紙袋などにまとめてから収集用の袋に入れて出すという方法もあります。
実家の写真やアルバムの処分方法②:不用品回収業者などに依頼する
整理して分類したあとの実家の写真やアルバムの2番目の処分方法は、写真の処分を不用品回収業者などに依頼することです。
写真もアルバムも自治体の可燃ごみとして出すことができますが、大量にあると一度には出せなかったりして大変です。
実家の片付けをするなかで、粗大ごみや不要な家具の処分を不用品回収業者などに依頼する場合は写真も一緒に出すのも一つです。
私が実家じまいをしたときは粗大ごみとして出す物が大量だったので、一般廃棄物処理業者に来てもらい写真も一緒に処分してもらいました。
実家の写真やアルバムの処分方法③:お焚き上げをしてもらう
整理して分類したあとの実家の写真やアルバムの最後3番目の処分方法は、写真をお焚き上げしてもらうことです。
両親や祖父母、家族が写っている写真をごみとして処分するのは、気が引けるとか申し訳なく思うこともあるかもしれません。
そんな場合は、写真をお焚き上げしてもらうのも良い方法でしょう。
最寄りの神社などに問い合わせてお願いする方法もありますが、遺品整理や終活をする人のために写真をお焚き上げしてくれるサービスがあります。
自宅から写真を発送すれば神社でお焚き上げをしてくれて、終わるとメールや動画で報告があり、希望すれば証明書も出してくれるようです。
服やぬいぐるみなども取り扱っているので、他にも捨てるのには抵抗がある品物と一緒に写真をお焚き上げしてもらっても良いでしょう。
残しておきたい実家の写真の整理方法はどうする?
ここからは、残しておきたいものに分類した実家の写真の整理方法について紹介していきます。
せっかく分類しても、そのまま段ボールなどに入れっぱなしになりがちです。
残す方に分類した実家の写真は
など整理の方法があります。
処分をせずに実家から持ち帰った写真は、見やすく整理しておけば貴重な思い出の形になるでしょう。
残しておきたい実家の写真の整理方法①:スキャナーを使ってデジタル化する
残しておきたい実家の写真の整理方法の1つめは、スキャナーを使ってデジタル化することです。
市販のスキャナーは1万円を切るくらいから、6~7万円の価格のものまで様々あります。
スキャナーがあれば後は費用がかかりませんが、自分で作業する手間がデメリットといえるでしょう。
実家から持ち帰った写真を一枚ずつスキャンするのは、大切な思い出の整理にもつながります。
残しておきたい実家の写真の整理方法②:写真のデジタル化サービスに依頼する
残しておきたい実家の写真の2つめの整理方法は、写真のデジタル化サービスに依頼することです。
古い写真の色褪せや汚れなども補正してくれるので、自分でスキャンする場合とは比較にならないくらい仕上がりがきれいです。
またデジタル化したあとの写真やアルバムは、供養して処分をするサービスを無料で対応しています。
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デジタル化の費用はかかりますが、古い写真もきれいに仕上がり、元の写真の処分も出来るのが魅力です。
残しておきたい実家の写真の整理方法③:写真のまま保存する
最後に紹介する残しておきたい実家の写真の整理方法は、写真のまま保存することです。
実家から持ってきた写真をすべてそのまま保存するというよりは、本当に気に入った数枚の写真をそのまま残す方法です。
額などに入れて飾る、あるいは小さなアルバムに入れておけば、いつでも気軽に見られるでしょう。
実家の写真で残しておきたいものの大半はデジタル化で整理して、思い出のベスト写真をそのまま残す方法を組み合わせると良いと思います。
残しておきたい写真の整理方法のまとめ
このパートでは、実家から持ってきた残しておきたい写真の整理方法をお伝えしてきました。
私は実家にあった大量の写真とアルバムを自宅に持ち帰り、デジタル化して整理しました。
実家の写真を持ち帰ったままにしていると
- そのまま仕舞いこんだままになってしまう
- そもそも収納スペースの場所を占めてしまう
- 自分の子供たちが将来同じように苦労する
と思ったからです。
デジタル化しておけば見たいと思ったときにスマホやパソコンで見ることができるので、持ってきたまま仕舞わなくて本当に良かったと思います。
思いをこめて後悔せずに実家の写真を処分する方法
ここからは、実家の写真を後悔しないで処分する方法についてお伝えします。
両親や祖父母の思い出の詰まった写真を処分することには、気持ちの上で抵抗を感じる方が多いのではないでしょうか。
私も実家の写真を処分するときには申し訳ない気持ちになりましたが、いくつかのステップを踏んで気持ちがとても楽になりました。
後悔せずに実家の写真を処分する方法として
- 兄弟姉妹や家族と一緒に写真の思い出を話しながら分類、整理する
- 急いで一度に処分するのではなく、少し時間をかけて分類、整理する
この2点をおすすめします。
兄弟姉妹などで一緒に写真の整理をすると、家族の思い出話も出て気持ちが共有できます。
あえて急がずに写真を整理することで、落ち着いた気持ちで片づけることができるでしょう。
実家の写真の処分についてのまとめ
実家に残された写真をどのように処分するか、また後悔せずに整理する方法についてお伝えしてきました。
実家の写真やアルバムは
- 4つの手順で分類して残す写真と処分するものに分ける
- 残しておく写真は大事な数枚を原本で、残りはデジタル化する
- 兄弟姉妹などで時間をかけて一緒に整理するようにする
このようにすることで後悔の気持ちも少なく処分できるでしょう。
私も実家にあった大量の写真とアルバムを整理、処分しましたが、残しておきたい写真はすべてデジタル化しました。
家族や親戚が集まったときには、写真をテレビやパソコンで見ながら両親や祖父母の思い出を語りあえるので良い供養になっていると思います。
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