この記事では実家の片付けで家具を処分する方法について紹介しています。
私は約4年かかって実家じまいを終えましたが、家具を処分する順番を考えないと細かな片付けが進まないことを実感しました。
実家の片付けをするうえでは、物を移動させる導線上にある家具から処分するのが効率的だと思います。
後半では実際に私が実家の片付けで家具を処分した方法も紹介もまとめておきました。
この記事が、実家の片付けで家具の処分をどうしたらいいか考えている方の参考になれば幸いです。
実家の片付けで家具を処分する6つの方法!
こちらのパートでは、実家の片付けで家具を処分する6つの方法を紹介します。
空き家になった実家の片付けをするうえで、大きいものが多く処分の方法に迷うのが家具ではないでしょうか。
家具を処分する方法として
主に6つの方法があります。
家具の大きさや数によって、処分にかかる費用も違ってくるので最適な方法を選びたいところです。
実家の片付けで家具を処分する方法①:自治体の粗大ゴミに出す
実家の片付けで家具を処分する方法の1つめは、自治体の粗大ゴミに出すことです。
ゴミ処理の手数料を払えば、家具を自治体の粗大ごみとして出すことができます。
品目とゴミ処理手数料の一例として
自治体 | 品目とゴミ処理手数料 |
---|---|
千葉市 | サイドボード 1,170円、食器棚(最大辺が90㎝超) 1,170円 |
横浜市 | たんす(最も長い辺が1m以上)1,500円、ベッド(枠のみ)1,000円 |
さいたま市 | 最大の1辺又は直径が90㎝以上2m未満のごみ 1品550円 |
というように品目によって手数料がちがいます。
自治体によって粗大ごみとして回収しない家具もあるので、利用する際は注意しましょう。
※(例)千葉市ではスプリング入りマットレスは粗大ごみでは回収していません。
「〇〇市 粗大ごみ」などで検索すると、それぞれの自治体のホームページで粗大ごみの品目と処理手数料を調べることができます。
実家の片付けで家具を処分する方法②:自治体の収集センターに持ち込む
次に紹介する実家の片付けで家具を処分する方法は、自治体の収集センターに持ち込むことです(自己搬入といいます)。
自分でトラックなどを用意して家具を積んで、自治体の清掃センターや環境事業所に持っていって処分してもらう方法です。
車と人手が確保できれば、まとまった量を一度に処分できるので粗大ごみの収集日に出すことが難しい場合などには良い方法でしょう。
ただし
- 粗大ごみの種類によって、持ち込む施設がちがう
- 曜日によってはゴミの持ち込みができない日がある
- 時期や曜日によっては事前予約をしなければいけない場合がある
- 粗大ごみの品目ごと、またはゴミの重量によって手数料が分かれる
- ゴミの品目によっては「1日〇個まで」という上限がある場合がある
など、それぞれの自治体によって持ち込みのルールが細かく異なります。
家具を自治体の収集センターに直接持ち込む場合、前もって「〇〇市 ごみ 自己搬入」などで検索しておきましょう。
実家の片付けで家具を処分する方法③:一般廃棄物処理業者に依頼する
実家の片付けで家具を処分する方法の3つめは、一般廃棄物処理業者に依頼することです。
一般廃棄物処理業者は、それぞれの自治体で一般の廃棄物(ごみ)の収集や運搬、処分をしていますが、個別にごみの収集をしてもらうこともできます。
一般廃棄物処理業者に収集を依頼する場合
- 収集するごみの量や品目を事前に見積もりをしてもらう
- 家具なども運び出しから積み込みまでしてもらえる
- 料金はゴミの量や収集車の大きさ、作業する人の人数などで決まる
- 自治体のごみ収集日以外は休みのことが多い(日祝・年末年始など)
などが特徴です。
実家の片付けでは家具以外にも大量のごみを出すことになるので、一般廃棄物処理業者に収集してもらうと処分がかなり楽に済むでしょう。
実家の片付けで家具を処分する方法④:不用品回収業者に依頼する
4つめに紹介する実家の片付けで家具を処分する方法は、不用品回収業者に依頼することです。
不要品回収業者の場合は家具以外にも家電や書籍、CDなども回収してくれるので、片付けをまとめてできるので便利な方法といえるでしょう。
また回収する品物によっては査定をして、買い取りをしてくれる場合もあります。
買取になる物が多ければ、不用品回収のトータルの料金もその分安くことも期待できます。
不用品回収業者は
- ゴミや不用品の量、種類、運ぶ車両などによって料金が決まる
- 不用品の買い取りやリサイクルを行っている業者を選ぶとよい
- 部屋のクリーニングや遺品整理などを依頼することも可能である
- 1社だけでなく数社から見積もりをとって料金を比較するとよい
などが特徴です。
不用品回収業者に回収してもらう方法は、家具と一緒に他の不用品や粗大ごみも処分できるので時間と手間の節約につながります。
実家の片付けで家具を処分する方法⑤:買取業者に依頼する
実家の片付けで家具を処分する方法の5つめは、買取業者に依頼することです。
出張買取というと宝飾品や着物などが買取の対象と思われがちですが、実は家具や家電も買い取りをしている業者があります。
他の不用品なども合わせて、家具を買取業者に引き取ってもらうのが良いでしょう。
主張買取の業者では、
- 買取
- 遺品整理
- 不用品回収
を一緒に行っているところがあります。
家具の出張買取を依頼するときは
- 家具以外にも買取品目が豊富である
- 買取価格がつかない家具も処分や引き取りの相談ができる
- 査定や見積もり、出張料、キャンセル料などがすべて無料である
などを業者選びのポイントにしましょう。
買取品目の多い業者の場合、買取になるものが多ければ値段のつかない不用品の処分費がその分安くなるのも魅力です。
実家の片付けで家具を処分する6つの方法⑥:解体業者に処分を依頼する
最後に紹介する実家の片付けで家具を処分する方法は、解体業者に処分を依頼することです。
空き家となった実家が解体する予定になっている場合、実家の解体と一緒に家具も処分してもらうという方法もあります。
私も実家じまいのときに大型の家具を解体と同時に処分してもらいました。
家具の処分を一緒にしてもらっても、解体費用自体が大きく変わることはありませんでした。
家の2階にある家具や大型で重量のある家具などは、処分費で考えると解体と同時に処分してもらうのが一番コストパフォーマンスが良いかもしれません。
片付けたのちに実家の解体時期が近い場合は、解体業者に相談してみましょう。
実家の片付けで家具を処分する6つの方法についてのまとめ
ここまで実家の片付けで家具を処分する6つの方法を紹介してきました。
6つの方法以外に、フリマサイトやリサイクルショップなどで売るという方法も考えられます。
どちらの方法も状態の良いものであったり、有名ブランドの家具などに対象が限られる場合が多いでしょう。
実家の片付けで家具を処分する方法としては、手間や時間を考えると向いていない方法かもしれません。
家具は中にしまってある物の処分もあるので、手順よく進めることが肝心です。
私が実家の家具を効率的な手順を考えて処分した方法!
ここからは私が効率的な手順を考えて、実家の家具を処分した方法について紹介します。
私の母が施設に入居していましたが、その後実家で一人暮らしをしていた父も施設に入ることになりました。
両親が生活していたままの実家じまいはとても大変で、片付けの手順をよく考えなければなりません。
私は
という3つの方法で家具を処分しました。
粗大ごみなどがスムーズに片づくように、小型の家具から先に処分して導線を確保するところから始めました。
私が実際に実家の家具を処分した方法①:小型の家具を先に処分した
最初に私が実家の家具を処分した方法は、小型の家具を先に処分したことです。
両親が生活していた時の家財や生活道具がそのまま残っていて、粗大ごみや一般ごみとして出す物が大量にありました。
そこで処分の順番として
- 電話台
- 小型のチェスト
- 玄関のシューズボックス
- ダイニングテーブルと椅子
など小さめの家具を先に処分するようにしました。
小さいものから処分することで、廊下や玄関が通りやすくゴミの搬出が楽になります。
他の粗大ごみや一般ごみなどと一緒に、不用品回収業者に処分を依頼しました。
その後の片付けがしやすくなったので、最初に小型の家具を処分してスペースや導線を確保したのは正解だと思います。
私が実際に実家の家具を処分した方法②:ソファやベッドなどを不用品回収業者に依頼
次に私が実家の家具を処分した方法は、ソファーやベッド、マットレスなどを処分したことです。
食器棚や洋服ダンスなど部屋の壁際にある家具は残しておいても、あまり片付けのじゃまにはなりません。
床のスペースをとっているソファーやベッドなどは、物の移動や片付けのじゃまになるので処分するようにしました。
私は仕事の関係で週末にしか実家の片付けに行けなかったので、実家のある地域のごみの収集日に粗大ごみを出すことができません。
そこで最初の段階から粗大ごみや一般ごみを不用品回収業者に処分をお願いしました。
最初の小型家具もソファーやベッドも、粗大ごみなどと一緒にトラックで排出してもらったのでかなり片付けが楽でした。
私が実際に実家の家具を処分した方法③:大型の家具は解体時に同時処分
最後に私が実家の家具を処分した方法は、大型の家具は解体工事のときに同時に処分をしてもらったことです。
実家じまいを始めたときは、大型の家具も不用品回収業者に処分をお願いするつもりでいました。
ところが大型の木製家具は解体工事で処分してもらう方がよいと、取引を依頼した不動産会社の担当の方から教えてもらったのです。
そこで食器棚や本棚、洋服ダンス、机などは最後まで残し、家の解体のときに処分をお願いしました。
空き家になった実家を解体することになっている場合は、解体の見積もりなどのときに相談してみることをおすすめします。
実家の片付けで家具を処分する方法のまとめ
実家の片付けで家具を処分する6つの方法と、実際に私が効率の良い手順を考えて家具を処分した方法を紹介してきました。
実家の家具の処分は
- 粗大ごみで出す場合、運び出す手間や収集日がスケジュールに合うか
- 自治体のごみの自己搬入(持ち込み)は車と人手、日程が確保できるか
- フリマサイトやリサイクルショップで売る場合、売れそうな状態なのか
を検討してみましょう。
実家じまいは時間もかかり、人手とそれなりのエネルギーを必要とします。
片付けの時間や手間を考えると、不用品回収業者や一般廃棄物処理業者に家具の処分を依頼するのが最も効率的な方法でしょう。
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