この記事では、実家の片付けをするときに必要なものについて紹介しています。
実家の片付けは、掃除やゴミ出しから残しておく物の選別、不用品回収などやることも一杯です。
限られた時間の中で効率よく片付けを進めるためにも、必要な道具やグッズなどを準備しておくようにしましょう。
実際に実家の片付けを経験した私が、使い勝手がよかったものや役に立ったグッズを紹介しています。
この記事がこれから実家の片付けをするという方の参考になれば幸いです。
実家の片付けに必要なもの:掃除道具
まず初めに実家の片づけに必要なものとして紹介するのは掃除道具です。
実家が空き家になっていた期間が長ければ長いほど、家の中は埃やカビでけっこう汚れています。
カビなどを吸い込んで体調を崩すことがないように、片付けに行った都度掃除をするようにしましょう。
必要な掃除の道具としては
- 雑巾
- ウェットティッシュ
- ゴム手袋
- 使い捨てハンディモップ
- 掃除機
- ほうき・ちりとり
- 除菌スプレー
など、ふだん掃除に使うものばかりです。
ただし
- 雑巾やウェットティッシュはけっこう使うので数を多く用意する
- 掃除機は最後まで使うので途中で間違えて不用品として処分しないようにする
- はっきりと見えない部分もカビが生えているので除菌スプレーは必ず用意する
- ほうきはいろいろな場所で使うことを考えて柄の長いタイプのものを用意する
などが私の経験から実感している点です。
実家の片付けに必要なもの:作業のときの服装・装備
実家の片付けに必要なものとして次に紹介するのは、作業や掃除をするときの服装や装備です。
人が住まなくなり掃除や換気がされなくなった家の中は、思った以上に埃やカビが目立つようになってしまいます。
そんな状態の中でも、なるべく汚れてもかまわない服装と埃やカビなどを吸い込んだりしないような備えをしましょう。
実家の片付けに必要な服装・装備①:古着の上下
実家の片付けに必要な服装・装備の1つめは、古着の上下です。
人が住まなくなって掃除や換気がされていない家の中は、思った以上に埃やカビでいっぱいです。
片付けをするときには持っていった古着に着替えて作業するようにしましょう。
捨てる予定だった服や子供が学校で使っていたジャージなどがあれば、そういうもので構わないと思います。
途中で上着を脱いだりすることもあるので中に着るシャツなど、そして靴下の替えも持っていくと良いでしょう。
実家の片付けに必要な服装・装備②:履き古しのスニーカー
次に紹介する実家の片付けに必要な服装・装備は、履き古したスニーカーです。
空き家となった実家の状態にもよりますが、木の床が傷んでいてトゲやささくれが発生していることがあります。
家の中ではありますが靴を履いて作業するようにすれば、足の裏をけがすることもありません。
履き古しのスニーカーがないという場合は、ホームセンターなどで売っているセーフティーシューズがおすすめです。
つま先に鉄芯が入っているので、家具など重いものを移動するときにつま先を保護してくれます。
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実家の片付けに必要な服装・装備③:タオル・手ぬぐい
実家の片付けに必要な服装・装備の3つめは、タオル・手ぬぐいです。
空き家になってふだんは締め切っている実家のなかは、埃も目立ちカビっぽい匂いがします。
1つめで紹介したように作業のときに古着に着替えると同時に、タオルや手ぬぐいを頭に巻くことをおすすめします。
髪や首筋などが汚れるのを防げますし、髪の毛にカビの匂いがつくのも抑えられるでしょう。
実家の片付けに必要な服装・装備④:軍手
実家の片付けに必要な4つめの服装・装備は、軍手です。
軍手もいろいろな種類がありますが、「ラバー付き軍手」か「ラバー軍手」を選びましょう。
何も加工されていない普通の軍手の場合、段ボールや家具などをもったときに滑りやすいからです。
実家の片付けに必要な服装・装備⑤:マスク
5つ目に紹介する実家の片付けに必要な服装・装備は、マスクです。
前述のように空き家となった家の中は、埃やカビが充満しているのでマスクを必ず着けて作業しましょう。
私は実家の片づけに行ったときにマスクを忘れてしまったことがありました。
半日くらいであれば大丈夫だろうと思いましたが、帰宅して鼻をかむと真っ黒で、喉もいがらっぽく辛い思いをしてしまいました。
感染症のシーズンなどに関係なく、片付けのプロの方も作業時にはマスクを必ず着けているので必須のアイテムと言えるでしょう。
実家の片付けに必要な服装・装備⑥:ビニールのレインウェア
実家の片付けに必要な6つめの服装・装備は、ビニールなどのレインウェアです。
私も実家の片づけに通っている中で雨天に見舞われたことが何度もありました。
本格的なレインウェアではなくても、ビニールなどのもので構わないので1着実家に置いておきましょう。
雨の中で庭先のものを片づけるときなどはもちろんですが、冬の季節に暖房などが使えなかった場合の寒さしのぎにも重宝します。
実家の片付けに必要な服装・装備⑦:フェイシャルペーパー
最後の7つめに紹介する実家の片付けに必要な服装・装備は、フェイシャルペーパーです。
空き家の片づけのときにカビや埃を避けるために、古着などに着替えてタオルや手ぬぐいを頭に巻くことをおすすめしました。
それでも一日作業をすれば汗もかきますし、多少は汚れたり匂いがつくかもしれません。
フェイシャルペーパーを用意しておくと、作業のあとはサッパリすることができます。
以上、実家の片付けに必要な服装・装備7つを紹介してきましたが、すべて毎回持っていくのは大変なので洗濯の必要が無いものは実家に置きっぱなしにしておくのが良いと思います。
実家の片付けに必要なもの:片付けに使う道具・資材
このパートでは空き家になった実家の片づけをするときに必要な道具や資材を紹介していきます。
作業に入る前から必要な道具と資材を用意しておくと、処分するものと残すものをうまく整理しながら片づけることができるので作業時間の短縮につながります。
片づけに必要な道具としては
などがあります。
同じものでも値段に違いがあるものがありますが、値段よりは使いやすさなどを優先で選ぶようにしましょう。
それではおすすめのものを含めて一つずつ紹介していきます。
実家の片付けに使う道具・資材①:段ボール
実家の片づけに使う道具・資材の1つめは、段ボールです。
空き家になった実家にあるものすべてをゴミや不用品として処分するのであれば、段ボールは必要ないでしょう。
実際には自分たちが実家からもらって帰るものや、兄弟や親せきに分けるものなども出てきます。
120~160サイズの数種類の段ボールをそれぞれある程度の数量用意しておくようにしましょう。
また段ボールにはシングルとダブルがありますが、厚みと強度がある「ダブル(フルート)」を必要数そろえておくことをおすすめします。
私は実家の片づけのときに食器や書籍などをもらって帰ったのですが、シングルの段ボールは強度がないので不便な思いをしました。
シングルに比べてダブルの段ボールは値段が高くなりますが、重量があるものや壊れやすいものに合わせて用意しておくと重宝します。
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実家の片付けに使う道具・資材②:布のガムテープ
次に紹介する実家の片づけに使う道具・資材は、布のガムテープです。
荷物の梱包などに使うテープは、布のガムテープを準備しましょう。
布のガムテープは、普通のガムテープ(クラフトテープ)に比べて粘着力が高いからです。
重量のある荷物を梱包する場合は粘着力のあるガムテープの方が、箱の底でテープが剥がれてしまったりする心配がありません。
実家の片付けに使う道具・資材③:ビニールひも
実家の片づけに使う3つ目の道具・資材は、ビニールひもです。
実家にある書籍や雑誌などをまとめる以外にも、庭木を剪定した後に枝を縛るなど用途が多様です。
分解した小型の家具などもしっかり固定できるので、1~2巻き用意しておきましょう。
実家の片付けに使う道具・資材④:油性ペン(ラベルも)
実家の片づけに使う道具・資材の4つめは、油性ペンとラベルです。
自分が持って帰るものや人に渡すものなど実家の荷物を段ボールに詰めたときに、ラベルに品名などを書いて貼っておくと片付けがしやすくなります。
私は前回どこに何を整理したのかがわかるように箱や袋に書いておくようにしました。
実家の片付けに使う道具・資材⑤:エアーキャップ・緩衝フォーム
5つめに紹介する実家の片づけに使う道具・資材は、緩衝フォームやエアーキャップです。
エアーキャップ通称「プチプチ」や緩衝フォームは陶磁器やガラス製品などを梱包するのに欠かせません。
冬の季節には窓枠の隙間に貼って、隙間風が入らないようにするのにも使えます。
実家の片付けに使う道具・資材⑥:工具
実家の片づけに使う6つ目の道具・資材は、ドライバーやカッター、はさみなどの工具です。
私も実家の片づけでは何かと「開ける」「分解する」「取り付ける」など工具が必要になる場面がありました。
ねじは「+」も「-」もバラバラで太さ(大きさ)も違うことが多かったので、ドライバーセットを一つ用意しておくと便利です。
実家の片付けに使う道具・資材⑦:ビニール袋
最後の7つめに紹介する実家の片づけに使う道具・資材は、ビニール袋です。
ビニール袋はゴミ出しに使うほか、作業に使う持ち物や実家から持ち帰る物などを埃やカビから除けて置いておくのにも最適です。
ビニール袋はなるべく厚手のものを使うことをおすすめします。
実家を片づけたときに様々なゴミがあったので結構な重さになり、薄手のゴミ袋が破けたことが度々ありました。
自治体指定の可燃ごみや不燃ごみの袋がある場合は、そちらも用意しておきましょう。
以上、実家の片づけに必要な道具や資材を紹介してきました。
紹介した道具や資材はどれも当たり前と思われるものばかりかもしれません。
実際に片付けをしてみると、前もって用意しておいた道具や資材が不便で使いづらかったことが度々ありました。
紹介した道具や資材の「大きさ」や「厚さ」「種類」などを、準備するときの参考にしていただければと思います。
意外!実家の片付けにあると便利なもの5つ!
実家の片づけで必要なものとして、意外にあると便利なもの5つを最後に紹介します。
このパートで紹介する5つは私が実家の片づけをするなかで、その場に無くて不便な思いをしたり買い足したものです。
その都度用意をすれば済むかもしれませんが、意外に役立つものとしてチェックしておいていただければと思います。
実家の片付けにあると便利なもの5つ①:新聞紙
実家を片づけるときにあると便利なもの1つめは、新聞紙です。
新聞紙があると段ボールに荷物を詰めるときの緩衝材になりますし、雨が吹き込んで濡れた部分の水取りにも使えます。
最近では新聞を購読していない世帯が増えているので、自宅に新聞紙がない場合も多いでしょう。
私も新聞の購読はやめてしまいましたが、実家に古新聞があったので片付けのときにかなり役立ちました。
便利に使える新聞紙ですが、今は大手通販サイトで未使用の予備紙を購入することができます。
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実家の片付けにあると便利なもの5つ②:殺虫剤
次に紹介する実家を片づけるときにあると便利なものは、殺虫剤です。
私は実家をすべて片づけるのに4年かかりましたが、季節を追うごとに家の中に害虫などが発生するようになりました。
食品などは一番初めに処分をしましたが、それでもゴキブリが出たりコバエが発生していたこともあります。
実家にある服や着物などで自分がもらっていく予定のものは、あらかじめ衣類用の防虫剤を一緒にして保管しておくと良いでしょう。
実家の片付けにあると便利なもの5つ③:栓抜き・缶切り
実家を片づけるときにあると便利なもの3つめに紹介するのは、栓抜きと缶切りです。
実家の片づけをしていると、台所の戸棚の奥から古い缶詰や調味料の瓶が出てくることがあります。
私の実家でも古い缶詰が出てきたのですが、プルトップ式の缶ではなかったので缶切りが無ければ開けられませんでした。
缶詰や瓶詰は中身を処分しないと回収ゴミに出せないので、栓抜きと缶切りを用意しておくと古い缶詰や瓶詰の処分に困りません。
実家の片付けにあると便利なもの5つ④:乾電池
実家を片づけるときにあると便利なもの4つめは、乾電池です。
実家が空き家になっていると、リモコンなどの電池切れに気づかないことがあります。
片付けをしているときに使おうと思っても、リモコンの電池がないために使えないということになりかねません。
私の実家には手の届かない高さの窓があり、電動式のシャッターが付いていました。
ふだんは明り取りのためにシャッターを開けていますが、台風シーズンになり閉めようとしたところリモコンの電池が切れていて作動できなかったことがあります。
ダミー式のカメラなど防犯グッズの多くは電池式なので、常時使えるように電池を切らさないように準備しましょう。
実家の片付けにあると便利なもの5つ⑤:暖房器具
最後5つめに紹介する実家を片づけるときにあると便利なものは、暖房器具です。
実家が空き家になると早い段階でガスの契約を解約することが多く、火災の発生がないようにストーブなども処分してしまうことが多いと思います。
冬の時期に空き家の中で片付けをするのは、思った以上に寒さを感じます。
新しく買って準備する必要はないと思いますが、実家に小型のヒーターなどがあれば処分せずにおきましょう。
最後のパートでは、実家の片づけのときに、あると便利な意外なもの5つを紹介してきました。
どれも私が実際に実家の片づけをするなかで必要を感じたり、無くて不便だったりしたものばかりです。
なるべく無駄なく早めに実家の片づけを終えるためにも、必要なものは早めに揃えておくようにしましょう。
実家の片づけに必要なもののまとめ
ここまで空き家となった実家の片付けに必要なものについて
- 掃除道具
- 作業のときの服装・装備
- 道具・資材
- 意外にあると便利なもの
など4つのパートに分けて紹介しました。
実際には空き家になっている実家の状況や、建物を取り壊すのか残すのかによっても片付けの仕方が違ってくると思います。
また不用品の処分を専門の業者にお願いする場合などは、必要のない資材や道具も出てくるでしょう。
この記事では私自身の経験も踏まえて、空き家になった実家を取り壊す前提で片付けの最初から最後まで実際に使ったものをリストアップしてみました。
実家の片付けをする際の必要なグッズのリストとしてチェックしていただければ幸いです。
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