この記事では実家じまいをするときの挨拶文について、例文とともに解説しています。
親が歳をとってくると
- 親が施設に入居することになり実家が空き家になる
- 親が亡くなり後に誰も住む予定がないため実家を売却する
- 親が住まなくなった実家を売却するために建物を解体する
など、実家の近所を回り挨拶をするタイミングがやってきます。
実家じまいの挨拶で近所を回るときには、簡単な手土産に挨拶文を添えておくと相手の方に丁寧な印象を持ってもらえるでしょう。
実家じまいの挨拶の手土産についてはこちらの記事を参照ください。

実家じまいをする際に親戚への挨拶文はどうするかなど、私自身の経験も含めて紹介していきます。
この記事が実家じまいの挨拶文について考えている方の参考になれば幸いです。
実家じまいの挨拶文の内容は?例文つきで紹介!
ここからは実家じまいの挨拶文にどのような内容を書けばよいのか、例文つきで紹介していきます。
実家じまいの挨拶文に入れておきたい内容としては
- 長年近所の方に自分や両親がお世話になってきたことの御礼の言葉
- 建物付きで売却するか、解体をして更地にして売却するのか等
- 解体などの工事が入る場合は工事の期間や業者名
- 工事などで車両や人の出入りがあることをあらかじめお詫びしておく言葉
などがあります。
私自身が実家じまいをしたときは、両親共に施設に入居したため実家が空き家となり、最終的に実家を処分するまでには約4年の期間がありました。
実家が空き家になるタイミングや庭木を伐採するなど、近所のお宅へ挨拶に回りましたが挨拶文は最後に実家の処分が決まったときだけで良いと思います。
実家じまいの挨拶でご近所をまわるときの参考に、挨拶文の例文を添付しました。
PDFファイルになっていますので、必要に応じて参照ください。
実家じまいの挨拶文の工事内容などは業者に確認!
実家を解体して処分したり内部をリフォームするなどの場合には、工事の内容については業者に確認してから挨拶文を準備しましょう。
解体やリフォーム工事が入るときには、担当する工事会社が工事の期間などについて近隣を回って挨拶することが多いからです。
手土産や挨拶文を持って近所へ挨拶に行くのは、工事会社が挨拶に回るタイミングよりも前に回るようにしましょう。
解体工事やリフォーム、不用品の運び出しなどでは、車両の出入りや工事の騒音なども発生するため、必要以上に苦情を頂かないためにも早めにお知らせしておくのが良いと思います。
前のパートで紹介した挨拶文の例文には工事期間の他にも詳細を載せていますが、工事会社の挨拶があるのであれば、自分で用意する挨拶状には工事について簡単に記入しておいてもかまわないと思います。
解体工事などが始まる時期と具体的なことは業者からお知らせがある旨をしっかり記入しておきましょう。
実家じまいをするとき、建物を解体して更地にして売却する場合と建物を含めて売却する場合に分かれます。
実家の建物を含めて売却する場合は、解体工事は自分の手を離れたあとのことなので売却が決まった段階で挨拶文を添えて実家じまいの挨拶に回りましょう。
私が実家じまいをしたときは、建物が古かったため不動産会社と契約した後に買主が決まった段階で解体工事に入りました。
売り渡すのは解体工事がすべて完了した後になるので、挨拶文と手土産を持って近所へ挨拶に回ったのは解体工事が決まった直後です。
不動産会社から解体工事の期間や業者名などの連絡があり、工事前に業者が近隣を回って詳細を知らせてもらえるとのことだったので、挨拶文では工事については簡単な内容だけ記入しておきました。
実家じまいの挨拶のタイミングなどについてはこちらの記事も合わせてご覧下さい。

実家じまいで親戚への挨拶文はケースごとに対応!
こちらのパートでは実家じまいをする際に親戚への挨拶文はどのようにしたらよいのかについて紹介していきます。
結論としては自分を含めて実家の両親と親戚の関係や地域性、実家が何代かにわたって住んでいたものかどうかなどによって違ってくると思います。
例えば
- 実家は両親が建てたり購入して住み始めた
- 先代や先々代から住んでいる家である
- 親戚の家も近所にあり親との行き来が多かった
- 実家が地域のつながりが強い地域にあり遠縁も含めて親類が多い
など、その家ごとに違いがあるのではないでしょうか。
実家は先祖代々からのものである場合や親戚が近所に住んでいる、地域のつながりが濃く強い場合などは何もお知らせせずに実家じまいをしたとなると後々言われることもあるかもしれません。
このようなケースでは必要に応じて挨拶回りをして、あとは手紙やはがきなどで実家じまいをすることになったことをお知らせすれば良いのではないでしょうか。
逆に両親が建てたり購入して住み始めたのであれば、親戚に細かな報告は必須ではないと思います。
親戚が隣り合わせで住んでいる場合などを除いては、解体工事の期間や業者の連絡先などは必要ないでしょう。
私の場合は父が実家を建てたもので自分たちが住む予定もなかったため、法事などで顔を合わせたときや電話などで実家を処分する予定であることは前もって伝えていました。
最終的に実家じまいが終わったときに、両親がお世話になったお礼と実家の整理を終えた報告をはがきでお伝えして済ませています。
上述したように親戚への挨拶文はケースごとに違いがあるので、一つの結論にはまとめられません。
ただし長年お世話になった気持ちを伝えることと、希望があれば実家じまいをする前に両親の思い出の品を渡すことなどを漏らさないようにすることが大事だと思います。
実家じまいの挨拶文についてのまとめ
ここまで実家じまいの挨拶文の内容などについて例文も含めて解説してきました。
実家じまいの挨拶文は
- 長年お世話になったことへの御礼の言葉を盛り込む
- 解体工事などがある場合は期間や業者名などを記載しておく
- 工事業者が挨拶に回ることが多いので事前に確認しておくと良い
- 親戚への挨拶文はケースバイケースだが実家じまいのお知らせはした方が良い
ことなどをポイントとして押さえておくと良いと思います。
実家じまいの挨拶は後にも先にも一回限りなので、簡単な手土産を持参して挨拶文を添えたほうが相手の方が丁寧な印象を受けると思います。
とくに親が高齢になればなるほど何かと近所の方にお世話になる機会も増えるので、直接御礼をお伝えするだけでなく挨拶文もあれば感謝の気持ちが間違いなく伝わるでしょう。
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