この記事では、実家じまいの挨拶の手土産について解説しています。
実家じまいの挨拶で近所のお宅に挨拶をするときには、手ぶらではなく手土産を用意したほうが良いでしょう。
手土産として渡す品物はどんなものを選べば良いのか、予算や熨斗の有無、挨拶文を添えるのか等について解説していますので、実家じまいを予定されている方の参考になれば幸いです。
実家じまいの挨拶には手土産を持参しましょう!
実家じまいの挨拶で近所のお宅を回るときには、気持ちの品として手土産を持参しましょう。
両親が実家に長年暮らしていた間にはご近所づきあいがあり、いろいろとお世話になっていたことがあるはずです。
実家じまいの挨拶は最初で最後でもあるので、お世話になったお礼の挨拶に添える意味で手土産は持参した方が良いでしょう。
また実家じまいをするにあたっては家財の片付けや、家屋の解体などで人や車両の出入りも多くなります。
騒音や通行の支障などトラブルのもとになる事態があるかもしれません。
実家じまいにあたって少し騒がしくなる可能性についてあらかじめお詫びしておく意味でも、手ぶらで挨拶に回るよりも手土産があったほうが良いでしょう。
実家じまいの挨拶のタイミングなどについては、こちらの記事も参考にご覧下さい。

実家じまいの挨拶で近所に渡す手土産の予算
実家じまいの挨拶で近所のお宅を回るときに渡す手土産の予算ですが、1,000円~2,000円程度で考えればよいでしょう。
長年お世話になったお礼や解体工事等が入ることをお知らせするのが目的ですが、相手の方が負担に感じずに受け取れる金額のものにしておくのが無難です。
ただし両親がとてもお世話になっていたとか、すごく親しくしていたなど重ねて丁寧にお礼をしておきたいお宅があれば、品物も金額も別に考えて用意するのが良いのではないでしょうか。
私自身も実家じまいをしたときには、一人暮らしだった父が特にお世話になったお宅にはお礼の意味を込めて金額と中身は別に考えました。
実家じまいの挨拶といっても、実家に暮らしていた期間やご近所とのお付き合いの度合など様々なので、一律で対応する部分と相手の方に合わせる部分に分けて考えれば良いと思います。
実家じまいの挨拶のときの手土産おすすめ3選!
続いてこちらのパートでは、実家じまいの挨拶のときに近所のお宅に渡す手土産を3選を紹介します。
前述したように特にお世話になったお宅などを除き、予算は1,000円~2,000円くらいの範囲で考えれば良いでしょう。
また相手の方がもらっても使いそうにないとか、好き嫌いがわかれるようなものはなるべく避けておくのが無難です。
実家じまいの挨拶の手土産①:タオルや洗剤などの日用品
実家じまいの挨拶に用意するとよい手土産の1つめは、タオルや洗剤などの日用品です。
タオルや洗剤などの日用品であれば、どこのお宅でも使うものなので無難だと言えるでしょう。
いつまでも残るものではなく、金額的にも負担に感じるものでもありません。
ただし洗濯洗剤や柔軟剤などは人によって香りの好き嫌いがある可能性があるので、香りの強いものは避けて選んだ方が良いかもしれません。
タオルなども模様やブランド名が入ったものではなく、単色のものが無難ではないでしょうか。
日用品はあって困らないものなので、実家じまいの挨拶の手土産として相応しいでしょう。
実家じまいの挨拶の手土産②:日持ちのするお菓子
実家じまいの挨拶に用意するとよい手土産の2つめは、日持ちのするお菓子です。
人気のスイーツなども喜ばれるかもしれませんが、相手の方が食べるタイミングなどを考えて日持ちがすることを第一に考えてお菓子を選ぶと良いでしょう。
具体的にはクッキーなどの焼き菓子、煎餅のセットなどが無難なところです。
シュークリームやケーキなどの洋菓子、生の和菓子などは避けておきましょう。
万が一、手土産を受け取った方が食べない場合でも、日持ちのするお菓子であれば他の方にあげたりすることも出来るでしょう。
実家じまいの挨拶の手土産②:自分が住んでいる地域の名産品
実家じまいの挨拶に用意するとよい手土産の3つめは、自分が住んでいる地域の名産品です。
品物としては2つめの「お菓子」などとも重複しますが、自分が住んでいる地域の名産品を選ぶと良いでしょう。
とくに自分自身が実家を離れて別の地域に住んでいる場合、有名なお菓子などがあれば手土産にすると喜ばれます。
また実家とはそれほど遠くないところに住んでいる場合でも、実家の近くのコンビニで用意したとわかる物よりは挨拶のためにわざわざ購入したもののほうが丁寧な印象を受けるのではないでしょうか。
名産品で1,000円~2,000円、人によって好みがあまり分かれないものとなると品物選びが難しく感じてしまいます。
予算や日持ちの関係で品物選びに迷う場合には、間に合わせではなく前もって準備しておいた手土産とわかるのが良いでしょう。
実家じまいの挨拶の手土産の熨斗や挨拶文について
このパートでは、実家じまいの挨拶のときに近所に渡す手土産につける熨斗(のし)や、挨拶状について解説します。
熨斗と挨拶文は絶対に必要とはいえませんが、両方ともあった方が相手の方により丁寧な印象を持ってもらえるでしょう。
熨斗(のし)はかけてもらった方が丁寧
実家じまいの挨拶での手土産は、日用品や日持ちのするお菓子などで相手の方が負担に思わない金額のものが良いことをお伝えしてきました。
用意する手土産には、購入したお店で熨斗(のし)をつけてもらうと良いでしょう。
外熨斗(そとのし)で表書きは「ご挨拶」、名前を入れてもらうようにします。
実家じまいの挨拶の手土産に熨斗(のし)は必須ではありませんが、あったほうが丁寧な印象があるでしょう。
挨拶文は用意しておくのがベスト
実家じまいの挨拶で近所のお宅にうかがうときには、挨拶文は出来る限り用意しておくのがベストです。
前もって実家じまいの挨拶文を用意しておけば
- 挨拶にうかがってお留守だった場合は挨拶文をポストに入れて手土産は後日にする
- 対応に出た人が子供であるなど事情がわからない人だった場合でも、挨拶文を添えておけば後からわかりやすい
- 直接お会いして挨拶できた場合でも手土産に挨拶文が添えてあれば丁寧な印象を受ける
など、きちんとした挨拶ができることになるからです。
実家じまいの挨拶文については、こちらの記事にPDFのテンプレートもありますので参考にご覧ください。

実家じまいの挨拶の手土産についてのまとめ
ここまで実家じまいの挨拶で近所のお宅を回るときの手土産について紹介してきました。
実家じまいの挨拶のときの手土産は…
- 実家じまいの挨拶で近所を回るときには手土産を用意したほうがよい
- 手土産の予算は1,000円~2,000円で相手の方が負担に感じない金額にする
- 手土産の品としては、日用品、日持ちのするお菓子、自分の地域の名産品などから選ぶとよい
- 手土産の品には外熨斗(そとのし)をかけてもらい、挨拶文を用意しておくようにする
このように考えておくと良いと思います。
実家じまいは1度経験するかどうか、義理の両親の家じまいを含めても多くて2回です。
そう多くあることではないので手土産を用意して丁寧な挨拶を心がけることで、心残りなく実家じまいができるでしょう。
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