この記事では、実家の片付けで服の処分はどのようにするかについて紹介しています。
実家じまいをするときに、片付けに苦労するのが大量に残された服ではないでしょうか。
親が長年着ていた服を捨てるのは、寂しく申し訳ない気持ちにもなります。
まずは残しておきたい服を選ぶことから始めて、手際よく整理し処分していきましょう。
実家の片付けで服を処分する前に!残しておきたい服の候補5つを選ぼう!
実家の片付けでは服を処分してしまう前に、残しておきたいものを選ぶことから始めましょう。
例えば残す服としては
などです。
あれもこれも残すというよりは、数を絞って選んでいくのが良いと思います。
処分する前に残す服を選ぶ①:自分たちがもらっておきたい服
処分する前に残す服として選ぶ1つめは、自分たちがもらっておきたい服です。
自分自身や兄弟姉妹などがもらっておきたいと思う服を選んでおきましょう。
もらってから実際に着ないとしても、親の思い出の品としてとっておくのも良いと思います。
女性であれば着物や帯などを残しておきたいという方も多いでしょう。
処分する前に残す服を選ぶ②:親戚などに形見分けとして渡す服
処分する前に残す服として2つめに選ぶのは、親戚などに形見分けとして渡す服です。
必ず残しておくというよりは、親の兄弟姉妹などに希望を聞いてみると良いでしょう。
服以外でも男性ならネクタイ、女性だと帯留めなどの小物などは形見としてもらう方も多いようです。
遠方の親戚にはスマホで写真をとって選んでもらってもいいでしょう。
処分する前に残す服を選ぶ③:リメイクなど別の形で再利用する服
処分する前に残す服として3つめに紹介するのは、リメイクなど別の形で再利用したいと思う服です。
親の愛用していたので捨てるのには忍びないものの、型が古かったり傷みのある服などはリメイクして残すのも良いでしょう。
私の実家で片付けをしたときは
- 母の着物を叔母がタピストリーにリメイクして残した
- 姪が傷んでいた母のバッグをクリーニングして使っている
というような形で引き取られていきました。
昔の古い着物でもリメイクして別の形にすることで、思い出の品として残すのは良い方法だと思います。
処分する前に残す服を選ぶ④:親の見送りのときに着せる服
処分する前に残すものとして選ぶ服の4つめは、親の見送りのときに着せようと思う服です。
実家の片付けのときというよりは、親が亡くなって葬儀の準備をするときに選ぶものかもしれません。
必ず選ぶというものではありませんが、兄弟姉妹や家族の希望が合えばお気に入りだった服を残すのも良いのではないでしょうか。
私の父は合唱が趣味だったので、合唱団のステージで着ていたジャケットとズボンを着せてもらって見送りました。
処分する前に残す服を選ぶ⑤:出張買取に出す予定の服
処分する前に残す服として最後に選ぶのは、出張買取に出す予定の服です。
自分や親戚がもらわないもので、残っている着物やブランドの服などは買取の対象になる可能性があります。
出張買取やフリマサイトなどに出す候補として残しておきましょう。
他の古着などを処分する前に買取の査定を依頼して、買取対象にならなかったものは古着と一緒に処分すると手際よく片付きます。
処分する前に残しておきたい服の5つの候補のまとめ
このパートでは、実家の服を処分する前に残しておきたい服を5つの候補をあげて紹介しました。
5つの候補が、すべて必ず残さなければいけないというものではありません。
親の思い出の品として残したい、もらっておきたいという服に絞るのが良いと思います。
親戚などへの形見分けも必ず残すとは考えず、希望があれば渡すというのが良いでしょう。
実家の片付けで服を処分する7つの方法!
次に、実家の片付けで服を処分する7つの方法を紹介していきたいと思います。
実家の片付けで服を処分する方法としては、
の7つが考えられます。
長い間仕舞われていた衣類は、虫食いやカビが発生していることもあるので早めに処分をしていきましょう。
実家の片付けで服を処分する7つの方法①:資源ごみとして出す
実家の服を処分する方法の1つめは、自治体の資源ごみとして出すことです。
自治体が資源ごみの対象になる衣類は、古着として再利用できるものを回収している点に注意が必要です。
資源ごみとして出せる衣類は
- 洗濯して清潔な状態で出す
- 汚れたものや破れたものは不可
- 再使用できないものは不可
などの決まりがあります。
以下は資源ごみの出し方のルールの一例です。
≪千葉市≫ 資源物(古紙・布類)の分け方・出し方
- 洗濯し清潔にして、透明な袋(可燃・不燃ごみの旧指定袋も可)に入れる
- 布類は主にそのまま古着としてリサイクルします。まだ着られるものを目安に、必ず清潔な状態で出してください
≪横浜市≫ ごみと資源物の分け方・出し方
- 古着、ハンカチ、タオル、毛布、カーテンなど
- 洗濯して乾かしてから透明または半透明の袋に入れて出してください
- 汚れたもの、破れたものなどは燃やすごみとして出してください
- 雨の日は出せません
≪さいたま市≫ 資源物2類の出し方
- 繊維(雨の日は次週にお出しください)
(例)古着、古布、古タオル、タオルケット、毛布、カーテン、スーツ、コート、ジャンパー、セーター、帽子、くつ下など - (補足)ふとんや穴が開いていて再使用できないものは「もえるごみ」に出してください。
自分では資源ごみになると思っても対象にならない場合もあるので、自治体ごとのごみ収集についてのルールを確認しておきましょう。
実家の片付けで服を処分する7つの方法②:一般ごみとして出す
実家の服を処分する2つめの方法は、自治体の一般ごみとして出すことです。
家庭から出る衣類などは、自治体の一般ごみ(燃えるごみ)として出すことができます。
自治体によっては指定のごみ袋を購入しなければいけないところもありますが、袋の購入費を除けば捨てるのに費用はかかりません。
ただし大量の衣類を一度に一般ごみとして出すのは難しいので、何回にも分けて出す必要があるでしょう。
実家の片付けで服を処分する7つの方法③:一般廃棄物処理業者に依頼する
実家の服を処分する方法の3つめは、一般廃棄物処理業者に回収を依頼することです。
実家の片付けでは、粗大ごみや不燃ごみなど大量のごみを出すことになります。
そのつどごみの回収日に出すのも一つの方法ですが、時間と手間がかかり片付けが進みません。
自治体指定の一般廃棄物処理業者に回収を依頼すれば、粗大ごみなどと一緒に服もまとめて回収してもらえます。
一般廃棄物処理業者に依頼する場合は、運搬車両の大きさや作業する人の人数などで料金が決まるので事前に問い合わせてみましょう。
実家の片付けで服を処分する7つの方法④:不用品回収業者に依頼する
4つめの実家の服を処分する方法は、不用品回収業者に回収を依頼することです。
不用品回収業者は家具や家電、粗大ごみと一緒に服などの衣類も回収してくれます。
料金は運搬車両の大きさや不要の数と種類、回収品の処分費などで決まりますが、事前見積もりをしてもらうようにしましょう。
不用品回収業者の場合は粗大ごみなどの回収だけでなく、不用品の中でリサイクル可能なものや再販できそうなものは買取を行っているのが特徴です。
洋服もリサイクル可能なものは買取の対象になり、回収料金と差し引きになる可能性があります。
不用品回収業者を利用する場合は、複数社から見積もりをとって比較すると良いでしょう。
実家の片付けで服を処分する7つの方法⑤:フリマサイトなどに出品する
実家の服を処分する5つめの方法は、フリマサイトなどに出品することです。
フリマサイトやオークションは、古いものや傷みのあるものも落札される可能性があるのが魅力です。
ただ、出品する手間や落札までの時間などを考えると、実家の服の処分方法として現実的ではないでしょう。
たくさん落札されているタイプの服があれば、出品してみるのも良いかもしれません。
実家の片付けで服を処分する7つの方法⑥:リサイクルショップに持ち込む
実家の服を処分する方法の6つめは、リサイクルショップに持ち込むことです。
リサイクルショップもお店によっては、服を買い取ってくれるところがあります。
ただし買取の対象になるのは、再販できる可能性が高い服に限られるでしょう。
持ち込む手間や買取の対象がかなり限られることを考えると、フリマやオークション同様、実家の服の処分方法としては現実的ではないと言えます。
実家の片付けで服を処分する7つの方法⑦:各種支援団体などに寄付する
実家の服を処分する方法の最後7つめは、服を各種支援団体などに寄付することです。
団体によっては、寄付を募る衣料品の種類や状態を決めて受け入れているところもあります。
服の寄付を考える際は、実家の衣類が各団体の希望する衣料品かどうかを調べてみましょう。
実家の服を処分する7つの方法のまとめ
以上、実家の片付けで服を処分する具体的な7つの方法を紹介してきました。
実家の服を処分する方法としては、
- 資源ごみ、一般ごみで捨てるか、業者に依頼して回収してもらう方法が現実的である
- フリマサイト、リサイクルショップは売れそうな服かどうか先に調べる
- 各種団体への寄付は、実家の服が団体の希望している品目に合うか先に調べる
がポイントとしてあげられます。
片付けにかけられる時間や手間、処分の費用などをもとに判断して、手際よく処分できるようにしましょう。
実家の片付けで服を処分する方法についてのまとめ
以上、実家の片付けで服を処分する方法についてお伝えしてきました。
実家に残された大量の服を処分するのは、本当に時間と労力が必要で大変な作業です。
私も実家じまいをしたときには、長年整理されずに仕舞われていた服を目の前にして気が遠くなるような思いでした。
とはいっても、両親の思い出につながるものなので、家族や親せきにとって大切な品になりそうなものを優先して残すようにしました。
実家の服を処分するのは寂しい気持ちにもなりますが、たくさんの量の衣服を抱え込んでも仕方がありません。
印象に残る服は、写真に撮って画像で残しておくというのも処分の一つの方法だと思います。
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